TRPGの話〜お前ら何がしたいんだ？その2〜

サポートNPCであるるいちゃんにはひとつの悩みがあった。
PCが依頼に乗ってくれないのである。
そこで今回はPCを避暑に誘い、巻き込まれる形で任務を達成させようと考えたようだ。

・シナリオへの導入について
どうPCを乗せるか、シナリオ作成の段階で特に気を使う部分だろう。ところがプレイヤーの中にはここでマスターを困らせる人がいる。
たとえば私の場合はキャラとしての思惑がある。
依頼に乗らない⇒るいが困る⇒楽しい
といったように意地悪なお兄さんを演じるのにちょうどいい舞台だからだ。
しかし、同じ卓を囲むメンバーにはただマスターを困らせることが楽しいと錯覚している人がいる。私や他の先輩ベテランプレイヤーのRPを見て模倣をした結果のようだが…。

閑話休題。
避暑地はAIRをパクった世界だった。
現地で知り合った少女のお勧めがどろり濃厚…ではなくメッコールなあたりマスターのセンスを感じる。

さて、今回シナリオ上の敵は美凪もどきとその弟だったのだが、アイドルなぜかこの弟と仲良くなりたがりマスターを困惑させる。そこでマスターはそのためのシナリオを用意するのだが、あっさりとスルーされ弟君は捨て駒にされお星様に。
プレイ後、
「あぁたこだわってたんじゃないの？」
「いえ、どうでもいいです」
まぁそういう人だ、毎度のことです。GM南無。

一方、美形の理事長は姉の方と頭脳戦を繰り広げ好敵手と認め合っていた。そしてついに直接対決の瞬間、一進一退の攻防に突如割って入り不意打ちで姉を沈める剣道部員。
お前の鍛錬不意打ち用ですか…。
まぁそういう人だ、毎度のことです。見せ場奪われた俺南無。
てか俺と違ってお前まだ情報足りないだろ…なんで迷わず全力で斬れるんだ…。

そんな中、敵側により母親を殺されてしまい精神的に閉じこもってしまった観鈴もどき。
何一つ言葉をかけないサイコセラピスト。

おい、そこお前の見せ場だろ…。

・専門職をロールプレイ
実際難しいと思うのよね。こればかりは出来ない事をしようとするなと言うほかない。やりようとしては…自分の行いたい方向性を示してマスターに相談する、というとこだろうか。

そしてキャンペーンの間中るいちゃんは理事長さんにいじめられてましたとさ、おしまい。